乳がん手術|傷口のテープ交換〜3Mテープの粘着力に苦労しました
乳がんの手術後。
私が最も気にしていたのが、傷口のテープ交換です。
入院時のテープ交換は2回ほどあり、いずれも医師が行ってくれました。
退院から1週間後、
かかりつけ医の診察ではテープ交換はなく、テープ越しに触診をしてもらいました。
退院してからこの時期は、テープを剥がすことはしないよう指示されます。
自然と剥がれるのはOKです。
テープはかさぶたの役割をしていて、剥がれるまでは剥がさない方針です。
手術から1ヶ月後、主治医にテープを剥がしてもらい、次からは自分でテープ交換をしていかなくてはなりません。
病院から指定されたテープ
3Mマイクロポア スキントーン サージカルテープ 幅25mm ☓全長9.1m
主治医が「このテープを貼ると傷がきれいに治る」と言っていたので、早速試してみました。
交換は3〜4日毎 4ヶ月継続します。
個人的には、テープかぶれが気になっていたのですが、4日貼り続けても痒みも赤みも出ませんでした。
問題は、テープを剥がすときです。教えてもらった事は、
入浴中、お湯につけてはがすと剥がれやすい
その通り実践したのですが、なかなか剥がれません・・・
左胸全体が麻痺しているので、どれくらいの力加減で剥がして良いのかわからず
慌てました・・・
無理して引っ張ると傷口に影響があるのではと心配で。
でも剥がさないわけにはいかないので、おそるおそる、数十分かけて約10枚のテープを剥がしました。
やっと剥がれた、と思ったら今度は傷口に何かが付着しています。よく見ると、粘着テープの残りカスが傷口にこびりついていました。
結構な量が付着していて、あぜんとしました・・・
傷口をこすって付着物を取ることもできず、どうしたら良いのかと・・・この上から新しいテープを貼って良いのかもわかりません。
急いでネットで調べたのですが、3Mテープが剥がれないことで、困っている方がなかなかいらっしゃいません。
3Mテープ使用でのトラブルは、肌のかぶれが多い印象がありました。
私だけなのかなと思い不安になりました。
そこで考え直して、テープなら剥がすアイテムがないかと調べると
3Mテープ専用のリムーバーがありました。
3Mテープ専用のリムーバー
3Mキャビロン皮膚用リムーバー
ストーマ(人工肛門)の患者さんが使用しているリムーバーみたいで、これならキレイにはがせるかもしれないと思い、試しました。
リムーバーの液をテープに垂らしてゆっくりはがしてみると、
嘘みたいにテープがすんなりはがれました・・・
思い起こしてみると、水につけた時、ものすごく粘着力が増していたように思います。
私みたいに、力を入れるのが怖い方はリムーバーを使用してみると良いかもしれません。
3Mテープの貼り方
- 傷をきれいに拭きます。
この時、消毒をしたり軟膏を塗らないようにします - テープは3~4cmに切ります
- テープを貼る向きは、傷口に対して垂直方向です
- 身体を前かがみにします(傷口を閉じるようなイメージ)
- テープは1/3程度が重なるように貼って行きます
私はテープの交換を、約4ヶ月行いました。
痒みなどの肌トラブルはなく、無事、傷の保護期間が終わりました。
手術から7ヶ月が経過した今、左胸の麻痺も無くなり、左腕も右腕と同じ高さまで上がるようになりました。
順調に回復しているのを実感し、とても嬉しい日々が続いています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、またの機会に。