【乳がん】ドセタキセル1クール目|副作用のサイクル【抗がん剤】
抗がん剤治療が始まってから個人的に注目していたのは、副作用が出るサイクルです。体調管理をするうえで重要なポイントになるのではと思いました。どのような副作用がどの時期に出るのかを把握するのはとても大切なことです。副作用は個人個人で違うと言われているので、しっかりと自分のサイクルを見極める必要があります。
病院側からは日誌をもらいました。抗がん剤投与日から毎日、体調を記入していくためのものです。内容は、気持ち(大丈夫、辛い、とても辛い)・体重・体温・血圧・食欲・食事量・朝昼晩の食事内容・排便・下痢・睡眠・だるさ・息切れ・咳・吐き気・嘔吐・口内炎・味覚変化・手足のしびれ・痛み・皮膚症状(皮疹・爪症状・むくみ)を自分で評価し記入していきます。
これをもとに、副作用の状況を主治医や看護師に伝え、次の抗がん剤投与に向けて対策を取ります。
薬剤師さんから頂いた副作用スケジュール
治療による副作用(自覚症状と検査値)がどの時期に出やすいか、又注意すべきかを日単位でわかりやすくしてありました。
- 食欲不振が出やすいのは投与日から3日間。
*無理なく食べ、水分を摂ること - 口内炎ができやすいのは投与日3日目から12日間。
*歯磨き・うがいを丁寧にしっかり行う - 手足のしびれは投与があるのは3日目から12日間。
*感覚が鈍ることがあります - 筋肉痛、関節痛を感じるのは投与日から3日間。
*肩や背中、腰、腕などが痛くなるります - 脱毛が始まるのは投与日から2週間後。
*又、生えるので心配しすぎないように - 白血球減少がおこるのは投与日5日目から10日間。
*感染しやすくなるので、手洗いうがいを
*必要に応じて白血球を上げる注射をする - 赤血球減少が起こるのは投与日5日目から10日間。
*めまい・ふらつきが出ます。転倒注意 - 血小板減少が起こるのは投与日5日目から10日間。
*出血しやすくなります。転倒注意 - 肝機能低下が起こるのは投与日2日目から8日感間。
*皮膚や白目が黄色くなることがあります
ドセタキセル副作用に関する説明とアドバイス
薬剤師さんから説明がありました。ドセタキセルはタキサン系の薬剤で脱毛はほぼ100%起こる、あと、末梢神経障害が出やすいとの事でした。
末梢神経障害の主な症状
手足のしびれや動かしにくさ、歩きにくい、つまづきやすい、物が飲み込みづらい、排尿しづらい、などです。薬の投与量や個人差もありますが、強く出る場合は要注意です。いったん症状が出てしまうと、回復がなかなか進みません。そのため、早め早めの対策が重要なポイントになります。また抗がん剤治療を繰り返すうちに薬が身体に蓄積していき、症状がだんだん重くなることもあります。
自分の身体に現れた症状が、日々の生活にどう影響しているのか診察の時に主治医に相談することが、とても大切になると思います。症状によっては薬を減らしたり、治療を休んだりする事もあります。あまり我慢せず、治療を続けていく事が理想です。
脱毛
やはり、脱毛が始まりました。抗がん剤投与日から約2週間後でした。突然、両手いっぱいに髪の毛が抜けました。頭がチリチリして頭皮が浮いているように感じていたのは、脱毛の前兆だったのかもしれません。お風呂に入り、髪を洗い、排水口に溜まる髪の毛を何度も取り除きながら、落ち込みました・・・覚悟はしていたのですが、精神的にキツかったです。救いだったのは、体調が徐々に回復していたことです。髪の毛もいつかは生えてくるし今は頑張る時だ!と自分に言い聞かせながら我慢していました。
体の痛み
痛いと重いが同時にくる感じです。背中は何かに刺されている感じでした。下半身は節々の痛みと重さで、歩くのがやっとでした。
倦怠感
1日1日がずっとだるい感じでした。体力的にも精神的にも、いっそう動けなくなる感じでした。
不正出血
1週間で生理が終わらず、ずっと出血していました。婦人科系のトラブルなのか、生理が止まる前兆なのか・・・様子を見ることにしました。
主治医にはクール目に出た副作用について相談しました。主治医によると、副作用が強く出ている、との判断でした。そのため、抗がん剤の減薬を検討することにしました。
約半年にわたる抗癌剤治療を継続すること
それが私にとって、この時期の1番の目標でした。
それでは、またの機会に。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。