大切なものは、見えるところに。

乳がんかな?と疑い始めてからの日々を、振り返りながら、ゆるやかに綴ります。

【乳がん】EC療法1クール目〜赤色の抗がん剤投与後、上の血圧が70

 

抗がん剤治療に使われるお薬が今回から変わります。

 

前回:タキサン系の薬剤 ドセタキセル

今回:アンスラサイクリン系の薬剤 エピルビシンエンドキサン

 

3週間に1回のペースで投与し、それを4回繰り返します。

乳がん抗がん剤治療の多くは複数のお薬を組み合わせて行います。

この事を多剤併用療法といいます。

癌細胞にも色々性質があるらしく、1箇所から攻めるよりも複数箇所から攻めるほうが効果が上がるそうです。また1種類を使い続けると副作用が強く出たり、癌細胞が耐性を持ってしまう場合にも備えられます。抗がん剤を使用する順番は病院により異なります。患者さんによっても異なるので主治医とよく話し合い納得して治療を始めることが大事になってきます。

 

 

 

採血からの流れ

 

9:00  |採血

12:00|診察

12:30|抗がん剤投与

14:00|お会計

 

診察

 

採血の結果、問題がなかったので予定通り抗がん剤の投与を行います。お薬が変わることの説明がありました。今回は吐き気が主症状として出てくるので、よく効く吐き気止め(イメンドカプセル)を抗がん剤投与前に飲むとのことでした。飲むタイミングは治療室で指示があります。

ドセタキセルの副作用(主に皮膚症状)はこれから落ちついてくると説明がありました。

次回の診察は1週間後になります。

 

  • ファモチジンOD錠20mg
    胃薬・胃液の分泌を抑えます。

  • セルシン錠5mg
    リラックス効果と吐き気を抑える薬です。

  • デカドロン錠4mg
    ステロイド剤で吐き気を抑える薬です。

  • レボフロキサシン口腔崩壊錠250mg「トーワ」
    37.5度を目安に服用します。
    抗生物質で、熱が下がっても必ず5日間飲み続けます。

  • ツムラ牛車腎気丸エキス顆粒
    手足の感覚異常を予防、軽減させます。

  • ロキソプロフェンNa60mg
    頭痛・関節痛・筋肉痛の時に飲みます。
    空腹時は避け、6時間は間隔を開ける必要があります。

  • レパミピド100錠mg
    胃の調整剤です。

 

抗がん剤投与前、薬剤師さんから副作用のスケジュール表をもらいました。

治療による副作用(自覚症状と検査値)がどの時期に出やすいか、又注意すべきかを日単位でわかりやすくしてありました。

 

EC療法で予想される副作用

 

  • 食欲不振が出やすいのは投与日から4日間。
    *無理なく食べ、水分を摂ること

  • 口内炎ができやすいのは投与日3日目から12日間。
    *歯磨き・うがいを丁寧にしっかり行う

  • 出血性膀胱炎(血尿・排尿痛)
    排尿時の不快感、尿に血がまじる

  • 脱毛が始まるのは投与日から2週間後。
    *又、生えるので心配しすぎないように

  • 白血球減少がおこるのは投与日5日目から10日間。
    *感染しやすくなるので、手洗いうがいを
    *必要に応じて白血球を上げる注射をする

  • 赤血球減少が起こるのは投与日5日目から10日間。
    *めまい・ふらつきが出ます。転倒注意

  • 血小板減少が起こるのは投与日5日目から10日間。
    *出血しやすくなります。転倒注意

  • 心機能低下治療回数が増えると、息苦しさを感じることがあります

 

看護師さんからは吐き気止めにとイメンドカプセルを渡されました。これがかなり効くみたいです。

 

3錠あって、1日目(抗がん剤投与前)は125mgカプセル1カプセルを1日1回服用します。2日目以降は80mgカプセル1カプセルを1日1回服用します。

抗がん剤投与前は1時間〜1時間30分前に服用するようです。私が通っている病院では15分前ぐらいでしたが・・・吐き気や嘔吐がこなければ問題ないです。

イメンドカプセルの副作用として、便秘があるかもしれないとの事でした。薬を飲んで調整して下さいと言われたのですが、下剤を飲みたくないのです。手術で入院していた時に大変だったので・・・

 

yoihinomemo.hateblo.jp

 

便秘にならないと良いのですが。

 

抗がん剤投与の流れ

 

アロキシ注  吐き気止め  30分

デキサート注 吐き気止め

エピルビシン 抗がん剤  5分

エンドキサン 抗がん剤  30分

 

エピルビシンは赤い色の抗がん剤です。投与終了後、1〜2日は排尿時に尿が赤くなることがあると言われました。出血ではないので大丈夫とのことです。でも血の場合もあるので気をつけて下さいとも言われました。違いがわかるかしら・・・

 

抗がん剤投与中

 

悪寒が走り血の気がだんだん引いていくのが分かりました。ドセタキセル投与時と明らかに違う体調不良がおこりました。投与後、血圧を測ってもらうと上が70ジャストでした。看護師さんが「血圧が低すぎるのでもう一度測ります」と言って再測定すると、75に上がりました。大丈夫ですか?と聞かれたので、動ける気はしますと答えました。リクライニングから降りる時にフラフラでしたが、人の手を借りるほどではないと思いそのまま部屋を出ました。それからどんどん気分が悪くなっていきました。いつもならお買い物をして帰るのですが、この日はできずまっすぐ家に帰りました。そして、赤い色のおしっこが出ました。赤色というかオレンジが強い気がしました。さすがに出血とは区別が付きそうです。

 

帰宅後〜1週間の副作用

 

吐き気で目が覚める

ふらつき

頭・背中・膝が痛い

顔が1日真っ赤

を繰り返した1週間でした。

 

身体の内側から湧いてくる気分の悪さで、正直怖いなと思いました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

それでは、またの機会に。