Finding Joy in Work|フロー体験と自己効力感
私にとって仕事は、基本的に嫌なものです。
では、どういった時に私は仕事に楽しみを見出せているのか?
を考えた時に、 2つのポイントがあるのかなと思いました。
フロー体験と自己効力感です。
フロー体験
人が仕事に没頭している状態を「フロー」と呼びます。
フローに入る時というのは、時間を忘れ、 自己意識が消失してしまうほど何かに没頭する状態を指します。ちょうど良い難易度の仕事とスキルのバランスが取れているときに フローに入りやすいとされています。つまり、仕事があまりにも易しすぎると退屈に感じ、逆に難しすぎ るとストレスを感じます。
フローに入る時というのは、時間を忘れ、
嫌な仕事をしているときでも、 フロー体験をすることは可能といわれています。フロー体験は、 物事に完全に没頭し、時間の感覚を忘れるような心理的な状態を指 します。難易度と自己のスキル、 この2つのバランスが取れているときに現れます。
難易度とスキルのバランス
フロー体験では、活動の難易度と自己のスキルがほぼ同じくらいの バランスにあることが重要です。これによって、 挑戦と達成感が得られ、自己成長を感じることができます。
完全な没頭感
フロー体験のとき、人は完全に活動に集中しており、周囲の状況を 忘れるような感覚に陥ります。自己意識が消失し、時間があっとい う間に感じられることが特徴です。
自己報酬
フロー体験自体が報酬となります。つまり、フローに入ることで楽 しさや満足感を得るため、追加の報酬が必要ない状態にあります。
自発的な活動
フロー体験は自発的に行う活動に起こりやすいとされています。外 的な強制や圧力がなく、自分自身の興味や関心から生まれる活動で あることが重要です。
フロー体験は非常に充実感があり、創造性や生産性を高めるとされ ています。嫌な仕事に楽しみを見出だすためには、いかに個人がフ ロー体験を得ることができるような状況を作り出すかが鍵となりま す。
フロー体験は非常に充実感があり、創造性や生産性を高めるとされ
自己効力感
私ならできる、 と思える傾向が強ければ自己効力感が強いといえます。仕事を達成 する能力に対する信念、それが自己効力感です。自己効力感が高い と、どんな状況でも乗り越えらる、という自信を持てます。嫌な仕 事に楽しみを見出すためには、自己効力感を高めることが重要です 。これは、成功体験を積み重ねることや、スキル向上を通じて得ら れる自信が役立ちます。
フロー体験と自己効力感は相互に影響し合い、ポジティブなスパイ ラルを生み出すことがあります。
フロー体験が自己効力感を高める
フロー体験は、自己のスキルと活動の難易度がバランスしている状 態で、仕事に完全に没頭することができます。この状態で行った仕 事に結果が出て、良い経験をしたと思えると、自分の能力に対する 自信を得ることができます。フローに入ることで成功体験を積み重 ねることは、自己効力感を高めることに繋がります。
自己効力感がフロー体験を促進する
自己効力感が高い人は、自分が課題を達成できると信じています。 そのため、フローに入りやすく、物事に対して積極的に取り組むこ とができます。自己効力感があると、失敗しても諦めずに再度挑戦 することができるので、フロー体験を促進する要因となります。
ポジティブなスパイラル
フロー体験と自己効力感はポジティブなスパイラルを生み出します 。フロー体験によって自己効力感が高まり、さらに自己効力感があ ることでフローに入りやすくなるという好循環が生まれるのです。 これにより、成長や達成感を感じることができ、 自己肯定感が向上します。
嫌な仕事でも、上手く行けばやって良かったなと思います。また、 仕事の中にも、僅かですが好きだなと思えると作業があります。 この部分を楽しんでいけば、今の仕事を続けていける気がします。
嫌な仕事でも、上手く行けばやって良かったなと思います。また、