大切なものは、見えるところに。

乳がんかな?と疑い始めてからの日々を、振り返りながら、ゆるやかに綴ります。

体温の低さと乳がんホルモン療法〜体調管理はしっかりと

 

 

私は抗がん剤治療を始めてから、毎日体温を測るようにしています。
抗がん剤治療時は、36.8〜35.8度ぐらいで推移していました。

 

病気を患う前の平熱はもっと低かったように思います。
36度という数字をみることがなかったと記憶しています。

 

抗がん剤治療が終わり、ホルモン療法が始まってから1ヶ月半は36.8〜35.8度。

 

それがここ最近、35度前半が数日続き、そして34.8度になりました。
初めて見る34度台です。

 

病気を患う前でも、34度台は経験がありません。

 

夏だというのに、この体温の下がり方。

この記事を見て、ハッとしました。

applemint310.hatenablog.com

 

低体温は体に良くない上に、更にホルモン療法のレトロゾールというお薬が影響して34度台になっているのかも・・・?

 

とりあえず考えられるのは、熱中症の初期症状です。

 

熱中症の初期症状は体温が下がる?

 

熱中症は、高温環境に長時間の居続けたり、身体の過度の熱負荷によって引き起こされる状態です。通常、体温が上昇する状態として知られていますが、初期段階では体温が下がることがあります。これは、体が体温を下げようとする反応で、体表からの発汗や血管の拡張が促進され体温を下げようとします。

 

私は夏でも冷房を使わず、もっぱら扇風機に頼っています。
それで熱中症手前までいってしまい、体温が少し低くなったのかもしれません。
電気代が高いとかいっている場合ではないですね。


そして、もう一つ考えられるのがホルモンバランスの変化です。

 

ホルモンバランスの変化と体温低下

 

現在、私が受けているホルモン療法は、乳がんの治療において一般的に使用される手段の一つです。女性ホルモンのレベルを変化させ、エストロゲンの量を減少させることでがんの成長を抑えます。しかし、ホルモン療法によって体内のホルモンバランスが変化するため、副作用として体温低下が生じることがあります。


ホルモンは体温の調節に関与しており、ホルモンのバランスが乱れると体温調節機能にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、急に汗が出たり、顔がほてったり、急に寒くなるなどの症状が出ます。

 

エストロゲンの低下と体温調節について

 

エストロゲンは女性ホルモンの一種で、月経周期の制御や骨密度の維持など、また、エストロゲンは体温の調節にも重要な役割を果たしています。エストロゲンは体温調節中枢である視床下部に直接作用し、体温の上昇を促進します。


女性の場合、エストロゲンのレベルは月経周期に応じて変化します。
排卵後の黄体期にはエストロゲンの分泌が増加し、体温がわずかに上昇します。
この上昇は基礎体温として知られ、体温の変動を観察することで月経周期の追跡や生殖能力の評価に利用されます。

 

しかし、女性は閉経を迎えるとエストロゲンの分泌が減少します。
エストロゲンの低下により、体温の調節が難しくなることがあります。
閉経後の女性は、エストロゲンによる体温の上昇作用が弱まり、体温調節が低下する傾向があります。その結果、体温の変動が大きくなり、低体温の症状が現れることがあります。

 

体温の調節に関与するエストロゲンの低下は、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。一般的な症状には、ほてりや発汗の増加、体温の変動、寒さや冷えに対する感受性の増加などがあります。これらの症状は、体温調節機構の変化によるものであり、エストロゲンの低下が主な要因とされています。

 

そのため、快適な環境作りや生活習慣の見直しを通じて、体温の調節に配慮することが重要です。例えば、快適な室温、適切な服装、暖かい飲み物を選択するなどの方法があります。また、定期的な運動やストレス管理も体温の調節に役立つことが知られています。

 

私の場合、閉経やらホルモン療法やらでエストロゲンの低下で体温調節が、うまくできなくなっていることも考えられます。ホットフラッシュは意識して対応していましたが、低体温のことは考えもしませんでした。

 

あと余談ですが、がん細胞ですが体温が35度台のときが1番増殖しやすいと言われています。今考えるとですが、体温を測ってほとんど35度台だった時期は、がん細胞を育てていたのかもしれません。乳がんになるまで何十年もかかっていたのかなぁ、と思ったりします。

 

私の体温の低さ。熱中症の初期なのか、ホルモンバランスの変化なのか、それともどちらもなのか。
よくわかりませんが、毎日体温を計って、体の変化に気付いたらすぐ対処できるように体調管理をしていきたいと思います。