大切なものは、見えるところに。

乳がんかな?と疑い始めてからの日々を、振り返りながら、ゆるやかに綴ります。

乳がんになって、自分に起きた変化

 

こんにちは。

よいひ、です。

 

癌になったら何かが変わる、と話ではよく聞いていました。

本当かな?そんな気がするだけでは?と疑い半分でした。

 

実際はそうですね、変化がありました。

 

仕事に対する取り組み方が変わりました。

今まで、ワーカーホリック気味だったというか、

家にいるより、職場にいる時間のほうが多かったです。

仕事をするしか能がないと思っていましたし、

残業代がないと、生活が苦しいというのもありました。

 

仕事は義務のような感じでこなしていました。

「期待している」という上司の言葉も「いいように使われている」

としか捉えられませんでした。

 

でも依頼された仕事は、期待以上にこなしたい、

どうしたら業務が円滑に効率よく回り、

スタッフが雰囲気良く働けるのか、工夫をしたいと、

自己啓発やビジネス、心理的安全性に関する本を読んで、

試行錯誤していました。

 

上手く行かない職場で、なぜ、こんなに必死に考え働くのか

自分でもわかりませんでした。

 

でも、乳がんになり、少し考え方が変わりました。

 

無理をして自分を鼓舞し、働く必要はない、と。

 

自分の時間を潰してまで請け負っていた仕事は、

同僚に助けてもらえるよう、お願いしました。

職場で私一人が考えていたことを、皆で共有し合うようにしました。

もっと早くこうしていれば、仕事を楽しめたかもしれませんし、

しがみつくような仕事の仕方をしなくてよかったのかもしれません。

本当に、今更のような気がしますが。

 

あと、もう一つ。

抗がん剤中に何故か、クッキーが大好きになりました。

1枚を味わって食べる、これが至福の時間になりました。

焼き菓子がどんどん好きになっています。

自分で作ったこともなく、もっぱら味わうばかりですが、

それが楽しい時間になっています。

 

こういう、今まで見向きもしなかったことを楽しいと思えるのが

とても嬉しいです。

 

他にも、色々小さな変化が起こり始めています。

 

まさに、私の人生が今からなのかもしれません。

 

などと、ひっそり思っています。