大切なものは、見えるところに。

乳がんかな?と疑い始めてからの日々を、振り返りながら、ゆるやかに綴ります。

抗がん剤副作用|ドセタキセルとアイシングと副作用

 

 

こんにちは。よいひです。皆様、宜しくお願いします。

 

私が乳がんになって受けた薬物治療の1つに、

抗がん剤治療があります。

その時、使用したお薬が、ドセタキセルです

主な副作用としては、脱毛・関節痛・筋肉痛・皮膚障害・末梢神経障害などが起こると言われています。

 

私が通院している病院では、皮膚や爪症状の予防対策として

ドセタキセル投与時にアイシングをします。

 

ドセタキセル投与中のアイシング

 

ドセタキセルは皮膚や粘膜に影響が出やすく、

 

皮膚症状では、乾燥・皮剥け・色素沈着・発赤

爪症状では、黒ずむ・表面に線が入る・爪が薄くなり割れやすい

 

などが出るかもしれないと教えてもらいました。

 

血流を減らすと抗がん剤の影響が少し予防ができる

という事で点滴中に手足を冷やすという対策を取るのだそうです。

 

準備したものは、手袋です。

看護師さんから「運転手がしてる手袋みたいな薄手のもの

という指示がありました。

厚手の手袋はアイシング効果が薄れるので駄目だということでした。

 

本当に効果があるのかな?

 

と思い看護師さんに聴くと

 

症状を抑えられるかも、ぐらいの感覚でいてください。

と言われました。

 

アイシングをしても強く症状が出てしまう方もいるらしく、

とりあえず効果があるらしいからしておこう、という感じでした。

 

それからドセタキセルの投与が始まり、

1回、2回と回数を重ねるごとに、

 

やはり私も、爪症状が出てきました。

 

アイシングをしていなかったら、もっとひどくなっていたかもしれません。

 

私に起こった爪の変化〜爪周囲炎

 

最初に気づいた変化は、痛みでした。

右足の親指が痛い

見てみると、爪の周囲が腫れていて、

触ると特に爪の付け根部分が痛みました

打った覚えもないし・・・

一応、様子をみることにしました。

 

すると痛みがどんどんひどくなり、

 

足に負荷をかけていない就寝時でさえ痛みました。

 

この痛みは何かな?と思い、看護師さんに聞いてみると

爪周囲炎かもしれないと。

痛みが出たり腫れたりするらしく、私の症状と似ています。

また膿が溜まることもあると。

そうなった場合は、切開して膿を出さなくてはなりません。

 

私の場合、膿は見当たら無かったのでホッとしました。

 

腫れて痛みが出る部分に軟膏を塗って様子をみることにしました

すると、次第に痛みも腫れも治まってきました。

 

私に起こった爪の変化〜爪が半分浮きました

 

朝起きた時に気づきました。

右手の手先に違和感があったので見てみると、

人差し指と中指の爪が、半分浮いていました

痛くはなかったのですが、さすがにびっくりしました・・・

以前から手の指の爪がボコボコになり始めて、

人差し指にはいつの間にか黒い線が入っていました。

 

この時に悔やまれたのが、爪のケアをしていなかった事です。

爪のケアには、保清、保湿、保護があります。

 

爪の保清、保湿、保護

 

保清:手洗いは、爪の間まで丁寧に行います。

保湿:手に保湿クリームを塗る時は、爪にもなじませます。

保護:治療中は手のしびれで感覚が鈍くなり、傷に気づかず

    悪化させてしまう可能性もあります。

    そのため手先を守る手袋をしておくことも大事です。

 

爪切りに関しては、タイミングが重要です

 

爪が弱くなっている時は、入浴後に行うのがベスト

柔らかくなっている時に爪切りをすれば、衝撃が和らいで、

ひび割れ防止にもなります。爪を整えるには、ヤスリを使いましょう。」

と看護師さんから、抗癌剤治療前に教えてもらっていました。

 

また、爪の保湿や保護のためにできることとして、

クリームは爪にも塗ること、出来る限り手袋や靴下を履くこと

も教えていただいていました。

 

爪の変化を自覚してから、爪のケアをするようになりました。

浮いた爪は保護し、約1週間かけて元通りにすることができました。

剥がれなくて本当に良かったです。

 

抗がん剤による爪への影響は、治療終了後、数カ月後にも現れると聞いたので、

これからも油断できません。

 

爪を痛めてしまうと、日常生活に影響が出てきます。

物がつかみにくいので、よく物を落としますし、

歩き方もおかしくなります。

 

当然のように手足にある爪、皆さんもお大事になさって下さい。

 

それでは、またの機会に。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。