がん治療とケモブレイン〜認知機能・情報処理・意思決定・問題解決能力の低下
抗がん剤治療が終わって2ヶ月が経過しようとしています。
最近気になっているのが、頭がぼんやりする感じと集中力減少です。
ケモブレイン・・・という言葉が頭をよぎりました。
がんの化学治療を受けた後に起こりうる副作用といわれています。症状としては、認知機能の変化や脳の働きに関連する問題があげられます。注意力、集中力、記憶力、情報処理能力、意思決定や問題解決能力などが低下することがあるということです。
ケモブレインの事を、とてもわかりやすくマンガで描いている記事がこちらです。
「がん防災」で有名な押川先生が出ています。
これらの症状は多くの場合、一時的なもので数か月から1年以内に改善すると言うことなのですが、結構かかるなという印象を受けました。この頭の状態がまだ続く事を前提に考える必要がありそうです。
この、なんとなくおかしいという違和感を口にするのはなかなか難しいものです。当事者でもよくわからない症状で、以前となにか違う気がする・・・という微妙なものです。これが積み重なって仕事ができなくなったりするのでしょうか。
抗がん剤治療中は、身体の痛み・だるさ・不調が表立って出ていました。治療が終了し、体に対する副作用が抜けてきたと思ったら、頭の違和感です。もしかしたら、これが最も厄介かもしれません。一部の患者さんでは長期間にわたって症状が続くこともあるそうです。
私が自分自身にできることと言えば、頭と体をしっかり動かすことでしょうか。
また、他の要因(ストレス、不眠、抑うつなど)もケモブレインの症状を悪化させる可能性があるそうなので、これからいかに健康的に生活していけるかにかかっています。
今のところは、生活にも仕事にもそれほど影響は出ていません。あまり、気にしすぎることのないように、とりあえず、気持ちだけは強く持って日々を送っていきたいと思います。