【乳がんと医療費】乳がん検診・検査・手術・抗癌剤治療｜実際にかかった医療費と１０年前に加入した保険給付金
乳がん検診から１年が経ち、抗がん剤治療まで終えることができました。
がん治療にはお金がかかるというイメージをお持ちの方も多いかと思います。
私もそうでした。
そこで、乳がん検診・検査、入院・手術、抗がん剤治療、ウィッグ等雑費など
今回、実際にかかった費用です。
乳がん検診と検査｜¥82,380
入院・手術 ｜¥144,060
抗癌剤治療 ｜¥175,900
ウィッグ等雑費 ｜¥41,000
総額 ｜¥443,340
注意点として、今回、放射線治療と分子標的治療を行っていません。
その分医療費が抑えられました。
あと数年かかる治療（ホルモン療法）が残っていますが、その費用は今回含めていません。
現在、抗がん剤治療は通院がメインになってきています。
今回の保険内容では、通院給付金が出ませんでした。
この辺りは、見直しておけば良かったと思いました。
私は、万が一に備えて１０年前に加入したきり、見直すこともなく、
流れのままに、惰性で保険料を収めてきました。
私が加入していたのは女性特有の癌が対象の生命保険。
ほんの気休め程度に加入していました。
癌になるわけは無いけど取り敢えず入っておこうかな、ぐらいの気持ちでした。
それが、急転直下です・・・
左乳房の凹みに気づき、乳がん検診に行き、
乳がんの可能性が高い、と。
更に、生検という検査で乳房から組織を採取してもらい、
そこに癌細胞が出れば、最終的に乳がんと確定されてしまいます。
結果が出るまで２週間。
まだ病理結果も出ていないというのに、乳がんじゃないかもしれないのに、
お金のことについて調べ始めました。
癌というのは、お金がかかるイメージしかありません。
どうお金を工面すればいいのか。
そこで、思い出したのが、１０年前に加入した生命保険です。
しかし１０年前。契約内容すら、ろくに覚えていません。
医療も１０年も経てば、色々変わっているでしょう。
果たして、役に立ってくれるのかどうかすら、怪しい状況です。
１０年前から、一度も、保険の見直しをしていない、私がいけないのですが。
こういう万が一のために加入したのに、いざとなって、
「契約内容の為、お支払いできません」
と言われたら悲惨です。
高額な医療費払えませんでは済まされません。
そこで、加入している生命保険の現状を調べてみる事にしました。
契約状況や内容は、毎年、書類が来ていたのですが、未開封のまま保管していました。
開封して契約内容を確認した後、後日、保険会社に連絡してみました。
当時は、コロナ禍ということもあり、電話が繋がったのは、２日後でした。
電話で保険番号と病名を聞かれたので伝えると、すぐに返答がありました。
「大丈夫です、給付の対象です」と嬉しい返事が。
胸をなでおろした瞬間でした。
保険契約内容
女性特有の癌
上記の契約でした。乳がん、なので対象になりました。
もし大腸がんだとしたら、貰えませんでした・・・
手術給付金
これは驚きました。術式によって貰える、貰えないが別れます。
乳房温存手術なら貰えない。
乳房全摘手術なら貰える。
さらに全摘手術でも、金額に☓２０と☓４０があります。
これは、何なのか？完全に取れたか、そうでないかで違うのかな。
これも、わかりません。医師の判断になるそうで、少し不安になりました。
温存か全摘か、 ですが、私は全摘だったので給付金が貰えました。
入院給付金
これは１日目から、ちゃんと貰えました。
保険によっては、１日目から貰えない場合もあるらしいので、
これに関しては良かったです。
通院手当
これは、貰えませんでした・・・
１０年前の保険だから、通院治療は考慮されていません。
１０年前は、抗がん剤は入院がほとんどだったと言われています。
それが薬の開発により通院治療が可能になり、現在では通院治療が多くを占めるそうです。
ここで、保険の見直しをしていなかったのが響くことになりました。
お見舞金
貰えました。良かったです。
手続きに必要な書類は、後日発送してもらえました。
医師が記入する書類は、退院後に病院へ提出し、
手術後、医師に記入してもらうまで１ヶ月かかりました。
保険の給付金が貰えたのは、書類到着後１ヶ月経過した頃でした。
＊当時は、コロナ禍で支給が遅れていました。通常は、１週間ぐらいだそうです。
現在の、乳がんに関する保険では
「ウイッグ代全額お支払いします」「乳がんと診断されたら１００万円」
というものがあります。乳がん検診を毎年受けなければいけない等、条件は付きますが。
保険の見直しは大切なんだなと、個人的には思いました。
