ドセタキセル投与後1週間|副作用と抗がん剤の減薬
抗がん剤治療が始まってから1週間が経過しました。副作用に苦しむ日々が続き、体の痛み、気分不良、手足のしびれ、倦怠感、食欲不振・・・ベッドに寝込むこともありました。
ドセタキセル投与後1週間目の診察日は、身体がフラフラで体調が悪く壁にもたれ掛かり待っていました。この状態で何時間も待つのは正直しんどかったです。
明らかに日常生活に支障が出ている副作用について医師に相談すると、抗がん剤の減薬をすすめられました。
抗がん剤の減薬
抗がん剤の投与量は身長や体重によって決められています。
1クール目の投与は一般的な投与量(100%)でした。この量を副作用の状況に合わせて調整できるのだそうです。減薬して副作用が軽減されるのは嬉しいのですが、
減薬すると抗がん剤の効果まで減ってしまうのでは?
と思い聞いてみると、
「減薬しても効果は変わりません、大丈夫です。100%投与しても、ある程度お薬の量を減らしても効果は変わりません。それなら、体に負担が少ないほうが良いです。大事なことは、抗がん剤治療を最後まで継続することです」と主治医が説明してくれました。
そして、次回から抗がん剤を減薬する方針になりました。
正直安心しました。
副作用に耐えられるのか、少し自信がなくなっていたからです。次回は、副作用が軽くなるかもしれない、そう思い頑張れる気がしてきました。
抗がん剤の投与量、1回目と2回目の比較
1回目のドセタキセル量:110mg
2回目のドセタキセル量:90mg
お薬が減ることにより、価格も下がっていました。
抗がん剤減薬後の副作用
抗がん剤投与1クール目と2クール目の副作用比較を表にしてみました。
明らかに違いました。一番助かったのは、倦怠感が全くなくなったことです。気分はわるいのですが、寝込むことがなくなりました。座っていられる状態です。ぐったりはしていますが、動けます。あと、体の痛みや重さももいくぶんか和らぎました。トイレに行くにも身体を引きずっていたのですが、これぐらいの痛さ重さなら耐えられると思えました。
動けるというのは、本当にありがたいです。
動けないと、気分もどんどん落ち込んでしまいます。
抗がん剤の減薬という方向で、なんとか治療を乗り切れる気してきました。
ドセタキセル投与後1週間、その他の診察内容
主に採血の結果と体調の確認です。
採血結果
白血球・好中球・赤血球・血小板の値は許容範囲で低下していました。
抗がん剤が効いていると主治医は判断していました。
各値が順調に戻れば、次回も抗がん剤投与が行われます。
皮膚症状
医師から、顔に皮膚症状が出ていると指摘がありました。確かに赤みが出ていて少し熱をもっていました。ホルモン療法のときに出た「のぼせ・ほてり」同じ感じで、気にしていませんでした。ただ、赤みがひくのが遅かったです。
主治医によると、抗癌剤治療中は皮膚が薄くなるらしいです。赤みがより赤くなり熱を持ちやすく肌がダメージを受けるので、保湿をしっかりして、荒れたら軟膏を塗るよう指示されました。
処方された軟膏
体用に、リンデロンーVG軟膏0.12% 1日2回塗布
顔用に、ロコイド軟膏0.1% 1日2回塗布
その他、副作用
吐き気が続いていたのでお薬を出してもらいました。
ドンペリドン錠10mg 1日3回 食前
また、口内炎に気をつけるために、うがい薬も処方されました。
アズノールうがい液4%(5ml/本) 1日4〜5回うがい
処方されたお薬をしっかり使いながら、副作用に対応していきたいと思います。
抗がん剤投与後1週間の診察は、体調的にとてもしんどかったのですが、
次も頑張ろう、と思えた診察でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
では、またの機会に。