ドセタキセル|抗がん剤投与当日の流れ〜心臓超音波・診察・副作用対策のお薬
病院はとにかく待ち時間が長いです。検査や診察は数分で終わり、待つのは何時間が当たり前です。この待ち時間の間に体調が悪くなる方もいらっしゃるのではないかと思います。
それでは、初めての抗がん剤投与の流れです。
10:30|病院に到着
11:15|心臓超音波検査
13:30|診察
14:45|抗がん剤投与
16:30|お会計
心臓超音波検査
ドセタキセルは心臓に負担がかかるお薬だそうです。そのため抗がん剤治療に耐えられるかどうか調べておく必要があります。
心臓超音波検査では、心臓機能の評価、弁膜症の有無、心臓の動く様子、血流の流れなどを調べます。
検査時に、心臓がある左胸にゼリーを塗り、プローブを当てます。左胸に手術の傷口を保護するテープを貼っていたのですが邪魔になるかと思い、
検査前に一応はがしておきました。
主治医の診察
採血の結果と患者さんの状態をみて、抗がん剤が投与できるか医師が確認をします。抗がん剤投与が可能であれば、副作用対策のためのお薬をもらいます。
処方されたお薬
- ファモチジンOD錠20mg
胃薬・胃液の分泌を抑えます。 - セルシン錠5mg
リラックス効果と吐き気を抑える薬です。 - デカドロン錠4mg
ステロイド剤で吐き気を抑える薬です。 - レボフロキサシン口腔崩壊錠250mg「トーワ」
37.5度を目安に服用します。
抗生物質で、熱が下がっても必ず5日間飲み続けます。 - ツムラ牛車腎気丸エキス顆粒
手足の感覚異常を予防、軽減させます。 - 酸化マグネシウム錠500mg
便秘の時に飲みます。便の状態を見て自分で調整します。 - センノシド錠12mg
便秘の時に飲みます。便の状態を見て自分で調整します
刺激性のお薬で、効果が出てくるのは8時間後ぐらいからです。 - ロキソプロフェンNa60mg
頭痛・関節痛・筋肉痛の時に飲みます。
空腹時は避け、6時間は間隔を開ける必要があります。
抗がん剤投与の流れ
使用したお薬は
デキサート注(吐き気止め)15分
手足のアイシング
ドセタキセル投与中は、手足をアイシングします。皮膚や爪に出る副作用を予防するためです。
私が通っている病院ではフローズンアイスの上に手を乗せるのですが、直接手を置くと痛いので、手袋をします。手袋は薄めのものを着用し、しっかりアイシングします。足は靴下で良いのですが、厚めのものは効果が薄れるのでNGです。
点滴中の飲食
投与時間が1時間30分あるので、私は間食をしていました。
塩むすびやお菓子を食べながら、お水500mlで水分補給。
点滴中にお水を飲んだほうが、抗がん剤が身体に行き渡って副作用が出にくいと看護師さんから聞きました。
お口の中を氷で冷やすのもいいと目にしましたが、私は冷やすことはしなかったです。
1時間30分のアイシングは、手足が痛かったです。
投与終了後は気分の悪さもなく、すぐに会計に向かいました。
帰宅直後も体調は崩れず、夕飯を食べ、お風呂に入りました。
取り敢えず、投与が無事終わったのでホッとしました。
抗癌剤治投与日は、1日がかりで大変なんだとしみじみ思いました。
しかし、まだ始まったばかりです。
残り7回。
抗癌剤治療が中止や延期にならないように体調管理をしっかりして頑張って行きたいと思いました。
では、またの機会に。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。